2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

前回の『衝撃、あるいは闖入物としての芸術』の訂正・補足。

「デュシャン展のグッズ売り場を少し見たのだが、デュシャンのサインのステッカーがあった。「これを貼りさえすれば、あなたの周りの物は何でもデュシャンの作品になります」と言うことだろう。」 と書いたのだけれど、厳密には、売られていたステッカーは「…

衝撃、あるいは闖入物としての芸術

芸術が何なのか、よくわからない。美に関係のあるもの、何か高尚なもの、びっくりするくらいに高い値がつくもの、難しくて意味不明なもの。前衛芸術と言われるようなものを前に、「あんなもの芸術じゃねぇ」と悪態をつく、“本物の”芸術を知ると主張する者た…

イラクをめぐる考察

イラクの首都バグダッドで拘束された、ローマの日刊紙"Il Manifesto"の記者、ジュリアナ・スグレーナ氏が3月4日、一ヶ月ぶりに解放された。(余談だが、彼女はドイツの週刊新聞"Die Welt"の記者でもあるそうだ。)だが彼女の無事を喜んだのも束の間、彼女は…